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​プロフィール

1953年島根県生まれ。

・高校時代、深い挫折を体験し底なしのニヒリズム(虚無主義)に陥る。そのことをきっかけに「人生の意味」の探索に導かれ、さらに、鳥取大学在学中に恩師である松本昭先生と出会い、教育学的かつ哲学的なアプローチによる「生きる意味」の探究への道を歩み始める。

 大学卒業後、県立の養護学校、公立の小学校に勤務する傍らで、松本昭、内村鑑三、ヴィクトール・フランクル等の著書を手がかりに探究の営みを継続した。自らの「生の意味」を探索しつつ、教育現場で様々な問題と真正面から格闘する中で、現象の背後に潜むニヒリズムの克服こそが教育現場での喫緊の課題であり、今を生きる生徒たちは、「生きる意味の実現」という「実存的欲求の充足」を希求しているのだという根源的問題に突き当たる。その問題を、「自分自身の生きることそのもの」の探究課題として受けとめて研究をさらに深めていくために、現職教員として働きながら兵庫教育大学の大学院修士課程、博士課程に進学して学ぶ。64歳の春、それまでの探究の成果を博士論文にまとめ、学位を取得した。

 公立学校教員を退職した現在も、教育関係の仕事に携わりながら、『生きる意味を中核に据えた教育学』の構築という大きなテーマに向かって、自らの生そのものの中での「理論と実践の融合の現実化」を目指して、果敢にチャレンジをし続けている。

・博士(学校教育学)

​・趣味

登山(大山山系、中国山地の山々を中心に)

読書(畑正憲、養老孟司、犬養道子、松岡正剛、赤攝也等)

家庭菜園(トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、セロリ、ブロッコリー、レタス等

・平成30年3月27日 朝日新聞(地域版)に掲載されました。

​略歴

・昭和47年4月    鳥取大学教育学部小学校教員養成課程入学

・昭和52年3月  鳥取大学教育学部小学校教員養成課程卒業

・昭和52年4月  島根県立の養護学校に教諭として勤務

・昭和56年4月  島根県内の公立小学校に教諭として勤務

・昭和64年4月  兵庫教育大学大学院学校教育研究科学校教育専攻(修士課程)入学                  

・平成3年3月     兵庫教育大学大学院学校教育研究科学校教育専攻(修士課程)修了

・平成24年4月   兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科学校教育実践学専攻(博士課程)入学

・平成26年4月  順正高等看護福祉専門学校非常勤講師    

・平成30年3月   兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科学校教育実践学専攻(博士課程)修了

・平成31年4月 島根大学非常勤講師、岡山労災看護専門学校非常勤講師

・現在 島根大学非常勤講師

研究成果

研究分野:教育哲学、学校教育学、教育史
研究内容のキーワード:生きる意味、フランクル、Geist、ニヒリズム、成熟のプロセス

​【論文 ※それぞれ論文のページにリンクされます。】

1 内村鑑三における 「義」の研究 - 近代日本におけるキリスト教受容の一形態 (平成3年3月兵庫教育大学大学院修士論文)
 
2 フランクルによる青少年相談所の設立とその活動 (平成26年3月『教育学研究紀要』第59巻(中国四国教育学会))

3 若きフランクルにおけるロゴセラピーの構想 ―青少年相談所の実践に着目して― (平成27年3月『教育実践学研究』第16巻・第2号(日本教育実践学会))

4 強制収容所体験前のフランクルにおけるロゴセラピーの形成 -シェーラーの哲学的人間学とフランクルの青少年相談所に着目して- (平成29年9月『人間性心理学研究』第35巻・第1号(日本人間性心理学会))

5 フランクルにおける『Geist』とは何か -心理学主義からの離脱の経緯を手掛かりに- (平成30年3月『教育学研究紀要』第63巻(中国四国教育学会))

6 フランクルにおけるロゴセラピーの形成 -第二次世界大戦前の思想と実践に着目して-(平成30年3月兵庫教育大学大学院博士論文)

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